のどぬーるスプレーは妊娠中や授乳中は使えない?|妊婦でも使える喉スプレーは

妊娠中や授乳中、喉が痛くて辛い時にどうにか喉の痛みを和らげる為に、のどぬーるスプレーのような喉用殺菌消毒薬を使いたいと思うかもしれません。
ですが、妊婦さんや母乳育児中のママさんはのどスプレーの使用には注意が必要です。

喉スプレーというと小林製薬ののどぬ~るスプレーが有名でイメージする人が多いかと思います。
ちょっと甘くてのどの痛みに効くんですよね。

のどぬ~るスプレーにも使用しないでと注意書きが

小林製薬ののどぬ~るスプレーの添付文書には使用してはいけない人として

  • 妊婦または妊娠していると思われる人
  • 授乳中の人

と明記されています。
のどぬ~るスプレー添付文書

製品名

のどぬ~るスプレー
のどぬ~るスプレーEXクール

これは主成分がヨウ素ののどの殺菌消毒薬だからです。

のどぬ~るスプレーには100ml中ヨウ素が0.5g含まれているんですね。
ヨウ素というと、原発事故の放射性ヨウ素の問題で不安になった人も多いかと思います。でもヨウ素自体は人体には欠かせない必須ミネラルなのです。

ヨウ素は過剰摂取に注意!

昆布などに含まれるヨウ素(ヨード)は妊娠中・授乳中にも多めに取るように推奨される必須ミネラルで、欠乏すると体に影響が出てしまいます。

ヨウ素は、甲状腺ホルモンの構成成分として重要な働きをしています。
この甲状腺ホルモンというのは基礎代謝を高めたり、胎児・乳幼児の発達にも重要なホルモンなので、お腹の赤ちゃんを守る為にも不足してしまってはいけないものです。

妊娠中に重度の欠乏があると死産、流産、胎児の先天異常、が起こるとされていて、こういう事を聞くと怖くなってしまいますが…ただ、日本人は海藻などヨウ素の多い食品をよく摂取していますので、なかなかヨウ素欠乏とまではいかないようです。

むしろ、逆に過剰摂取した場合には甲状腺機能障害の危険性があるという事で、日本人の場合は過剰摂取に注意が必要とも言われています。

妊娠中、あるいは授乳中の母親によるヨウ素の過剰摂取が原因で、新生児もしくは乳児に甲状腺機能低下が生じることがあるとされているんですね。

これだけ聞くとヨウ素怖い…となりますよね。のどぬーるスプレーも1回使っちゃったけどどうしよう…と不安になってしまうプレママや授乳中のママさんもいるかもしれません。
でも、あくまでも過剰摂取の影響が問題とされています。

ヨードは胎盤を通過します。ヨードは昆布などの食品にも多く含まれている成分です。のどが痛いときに 1度、使用されたぐらいでは特に赤ちゃんに問題は起こりません。
しかし、風邪の予防のために、毎日イソジンを使用してうがいをしたり、ヨードスプレーで消毒したりすることは止めてください。ヨードは吸収され、胎盤を通過し、胎児の甲状腺に蓄積されます。長期間連用すると、胎児が甲状腺中毒になることがあります。赤ちゃんの出生後、時間が経過すれば回復しますが、十分な注意が必要です。

妊娠・授乳と薬相談Q&A集 愛知小児保健医療総合センターよりhttp://www.achmc.pref.aichi.jp/sector/hoken/information/pdf/drugQA.pdf

つまり、風邪の予防の為に毎日消毒というような、ヨウ素配合の喉スプレーの使用は止めた方がいいという事のようです。

でも気になる人はうがいで乗り切る方法をご覧ください
→妊婦にも大丈夫!喉の痛みの治し方

ヨウ素は消毒薬として昔から使われています

ヨウ素は消毒薬としてもよく用いられる。ヨウ素のアルコール溶液がヨードチンキである。ヨウ素とヨウ化カリウムのグリセリン溶液がルゴール液である。ヨウ素とポリビニルピロリドンの錯化合物はポビドンヨードとして知られる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A8%E3%82%A6%E7%B4%A0

ルゴール液といえば、子供の頃に扁桃腺が腫れてすごい痛い時に、お母さんに綿棒で塗られたり、耳鼻科で長い鉄の棒に脱脂綿で喉の奥にぐいっと塗られて、オェ~~!っとなった人も多いのではないでしょうか。

塗られた直後はしみて痛いのですが、その後痛みが治まるんですよね。

ヨウ素が主成分の市販薬の大正製薬のルゴール ピゴンの説明書には

次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談してください。
(2)妊婦又は妊娠していると思われる人。
(3)授乳中の人。

http://www.catalog-taisho.com/pdf_product/07106_Explanation1.pdf

と書かれているのですね。ルゴールの場合は、使用してはいけないではなく、妊婦または授乳中の人は、要相談になっています。

喉スプレーよりはポイントで使用するためだからでしょうか。なお、小林製薬にも綿棒で塗るタイプののどぬ~るがありますが、こちらも、同様でした。

また小林製薬ののどぬ~るの場合には、2歳未満の乳幼児には使用しないと書かれていました。

このあたりはヨウ素の配合量で決まるのかもしれません。ルゴールピゴンよりも100ml中1.0gと2倍でした。

http://www.kobayashi.co.jp/seihin/nn/pdf/nn.pdf

他の喉スプレーも妊娠中・授乳中には注意

また禁止ではないけれど使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談とされている喉スプレーは以下のようにあります。

のどぬ~るスプレーキッズ
ポピドンヨード 0.45g/100ml中

興和 フィニッシュコーワ
1mL中 ポビドンヨード 4.5mg

共立薬品工業 ポピクルPのどスプレー
本品30ml中、日局ポピドンヨード135ml

明治 イソジンのどフレッシュF
1mL中 ポビドンヨード4.5mg(有効ヨウ素として0.45mg)
うがい薬のイソジンで有名ですが、喉スプレータイプもあるのですね。

主成分がヨウ素とポリビニルピロリドンの化合物であるポピドンヨードということで、有効ヨウ素が1/10のようですのでやはり量の問題といえるかもしれません。

妊娠中や授乳中に使っても良いのどぬーるスプレーもある

今まで記事では、ヨウ素の過剰摂取が問題で、のどぬーるスプレーなどの喉の痛みに効果のあるスプレーは使用に注意が必要と書いてきましたが、妊婦さんや授乳中でも特に使用してはいけないと書かれていない喉スプレーもあります。

これらには、のどスプレーでも、ヨウ素が成分として配合されていないからですね。

セチルピリジニウムやアズレンが成分の喉スプレーの場合は、妊婦・授乳中でも特に使用上注意などは書かれていませんでした。

 

小林製薬
のどぬ~るスプレークリアミント
100ml中 セチルピリジニウム塩化物水和物 0.3g

現在、ネット上では取扱いがないようです。コンビニ等で手に入るようです。(2018年1月6日更新)

浅田飴AZのどスプレーS 30mL
https://www.asadaame.co.jp/PINS/azu.pdf
1ml中 アズレンスルホン酸ナトリウム(水溶性アズレン) 0.2mg

大正製薬 パブロンのどスプレー365
塩化セチルピリジニウム

龍角散 AZのどスプレー
1ml中 アズレンスルホン酸ナトリウム 0.2mg

明治 クリーンピットAZ
1ml中 アズレンスルホン酸ナトリウム 0.2mg

さいごに

喉スプレーといってもたくさんありますが、妊娠中・授乳中にも問題なく使えるものもありますので、喉の痛みで辛い時は参考にしてみてください。
お腹の赤ちゃんの事が心配で、薬なども飲めなくて辛い思いをされる事もあるかと思いますが、本当に辛い時は産婦人科を受診して適切な薬を処方してもらってください。

ママが苦しくて辛いと赤ちゃんも辛くなります。薬は使い方に注意が必要なものもありますが、痛みをただただ我慢するのは辛いものです。

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